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論文

Calorimetric measurements of stopping power of Al and Ni for $$^{3}$$$$^{5}$$Cl and $$^{1}$$$$^{2}$$C ions

岩瀬 彰宏; 佐々木 茂美; 岩田 忠夫; 仁平 猛*

Journal of the Physical Society of Japan, 54(5), p.1750 - 1756, 1985/00

 被引用回数:7 パーセンタイル:58.86(Physics, Multidisciplinary)

熱量測定法による阻止能の測定をNi中の$$^{3}$$$$^{5}$$Clイオン,及び$$^{1}$$$$^{2}$$Cイオン,Al中の$$^{3}$$$$^{5}$$Clイオンに対して行った。エネルギ範囲はNi中のClイオンに対して99~180MeV,Ni中のCイオンに対して84~105MeV,Al中のClイオンに対して117~143MeVである。イオンの加速はタンデム加速器を用いて行ったもので、このような高エネルギ域での測定は$$^{3}$$$$^{5}$$Clに対しては本実験が初めてのものである。さらに熱量測定法を重イオンの阻止能測定に用いたのも本実験が初めての試みであり、高エネルギ重イオンの阻止能測定において熱量測定法は、きわめて有力な手段であることを示した。実験結果は、他の実験者による低エネルギでの結果,理論計算等と比較した。第一次ボルン近似によるベーテの表式にZ$$_{1}$$$$^{3}$$項、及びブロッホ項を加えた表式が、実験結果を良く再現できることを示した。

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